ユニフォームのポケットに入れたい二つのお守り

こんにちは。悩めるナースの処方箋、看護師歴25年のコーチ芦村恵です。

25年以上看護の現場に携わり、多くのナースと共に働いてきて思うのは、
ナースは根が真面目で、自分を追い込んでしまうタイプが多いということです。

命を預かる現場特有の緊張感、個性的なドクターや、不安や心配を抱えた患者家族との人間関係など、ストレスにさらされている職場環境の中、どこまでも完璧を求めて自分に鞭を打ち、どんどん自分へのハードルを上げてしまう真面目なタイプが多いのです。

自分はまだまだ何かが足りない、もっと頑張らねばならない!
もっともっと、まだまだまだまだ・・・。
いつまでたっても自分に合格点が出せません。

このようなタイプは職場だけでなく、家庭でも自分のことより家族のことを、優先させるのが当たり前になってしまう傾向にあります。

自分の心に聴診器をあてるゆとりはありますか?

自己犠牲という土台の上に積み上げられたものたちは、飽和状態を迎えた時、突然、崩壊する危険性をはらんでいます。

自分への負荷が重すぎて、耐えきれなくなり、ある日ポキっと心が折れてしまう。
そうなった時、患者さんにも職場の仲間にも、大切な家族にとっても、残念な結果になってしまうのです。

真面目すぎるあなたにこそ、もっていてもらいたい言葉のお守りがあります。

それは「ま、いいか」 「それでOK」という二つ。

例えば、どうしても苦手な人がいる場合、真面目なあなたは、好きになれない自分、うまく付き合えない自分を責めたりしているかもしれません。

そういう時に二つの言葉のお守りを使ってみて欲しいのです。

「挨拶だけはする、それでOK」
もし、挨拶をして相手が返してくれなかったとしても「ま、いいか」です。

できた自分を認め、完璧ではない結果をゆるすことで、頑張っている自分に合格点が出したくなると思うのです。

「それでOK」
「ま、いいか」
この二つの言葉のお守りを、ユニフォームのポケットに入れておいて下さいね。

ページのトップへ