ナースにこそ○○○が必要である訳
こんにちは。悩めるナースの処方箋、看護師歴25年の芦村恵です。
看護師に必要な能力とはどんなものでしょう。
ここでいう能力とは、技術のことではありません。
看護師が持つべき心構え、看護に臨む姿勢のことです。
今日は看護師歴25年の、私が思う看護師に必要なことについて書いてみたいと思います。
何よりも大切なのは「寄り添う力」
身体や心が弱っている人を看護するのですから、
相手の立場に立って考え、人の気持ちに共感できる力が必要であることは言うまでもありません。
一方で、感情移入しすぎず、客観視できる冷静さも同じくらい必要です。
人の苦しむ姿や死を避けては通れない職場です。
患者さんの痛みや苦しみ、悲しみに共感し寄り添う力が求められると同時に
感情移入しすぎず、冷静に客観的に状況を把握できる能力も必要なのです。
共感と客観、情熱と冷静、緊張とリラックス
対極にある思考や感情を上手に使えるバランス感覚、
状況に飲み込まれない強い精神力が、看護師には必要なのだと思います。
バランス感覚と強い精神力、というと難しく感じるかもしれませんが、
要は「自分を持っている」ことが大事なのです。
自分という軸があって初めてバランスをとることができるのです。
看護師にとって最も大切な「寄り添う力」を、
まずは自分の心に向けてみてくださいね。